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ハイ・ジュエラーとして、そして世界最高峰のガラス・アート職人として、今尚その名を世界にとどろかせている「ラリック」。ルネ＝ジュール・ラリックが1920年初頭に立ち上げた工場が現在のブランドの始まりとされていますが、それ以前から宝飾デザイナーとして輝かしいプレステージを勝ち得ておりました。日本にも箱根ラリック美術館などがあり、根強い人気を誇っております。こちらはそんな伝統あるブランドのフレグランス・ラインから、2006年に発売されたメンズ香水です。アンクルは「インク」、ノワールは「黒」ということで、「黒インク」または「インクの黒」という洒落たネーミングのこの作品は、どことなく確かにインクのようなテイストを感じさせるベチバリー・ウッディーの香調をベースにしており、アーシーで厳粛なたたずまいの、気品あふれるアイテムに仕上げられております。トップ、ミドル、ラストで明快な区分けがされているわけではないようで、全体的にハイチ産ベチバーやバーボン・ベチバーの二種類のベチバーがダイナミックに香り、サイプレス・ウッドやカシミア・ウッドといったウッディー・スウィートが重なって、ムスクがほんのりとしたスウィートで全体を包み込むような感じです。ベチバーはイネ科のルート＝根から抽出する精油で、土の香りと表現されることが多く、香水のラスト・トーンを引き締める重要なマテリアルの一つです。インクの香りとベチバーを重ねたのかどうかは分かりませんが、何となく合致するところが新鮮で、高いセンスを感じさせてくれます。調香は、ショパールの「ウィッシュ」やドルチェ＆ガッバーナの「シシリー」、グレの「グランド・フォリ」、マンダリナダックの香水諸作品などで知られる、世界的なパフューマーの一人、ナサリー・ローソン。プロデュースは、現在傘下に入っている、スイスの「アート＆フレグランス」社です。ベチバーをメインに据えた香水は他のブランドにもありますが、「黒インク」というような、やや比喩的な表現の元に調香されたものはこれだけなのではないかと思います。まさに黒が冴え渡るボトル＆パッケージも、極めて品のあるデザインです。直射日光のあたるお肌に香水をつけますと、まれにかぶれたりシミになる場合がございます。可燃性製品は火気には十分ご注意ください。傷やはれもの・湿疹など、異常のある部位にはお使いにならないでください。フレグランス商品は、シルク・薄い布地や白または淡い色の衣服には、シミになることがありますので、直接おつけにならないでください。目に入ったときは、直ちに洗い流してください。香料成分の特性上、時間の経過や季節によって澱(オリ)が見られる場合があります。乳幼児の手の届かないところに保管してください。極端に高温または低温の場所、直射日光の当たる場所には保管しないでください。使用後は必ずキャップをしっかりと閉めてください。※原産国が複数ある商品につきましては、入荷の時期により原産国が異なりますので、予めご了承ください。※当社にて取扱いしております香水、コスメ、ヘアケア商品、ブランド品などの商品は、一部国内メーカー物を除き全て並行輸入品となっております。※リニューアルや商品生産国での仕様違い等で、外観が実物と掲載写真と異なる場合がございます。また、入荷時期により外観が異なる商品が混在している場合がございますが、ご注文時に外観をご指定いただく事はできかねます。※当店の在庫は、他の運営サイトと共有しております為、他運営サイトの注文状況によっては、ご注文が可能であっても、欠品となる場合がございます。入荷が見込めない商品につきましては、メールにてキャンセルのご案内を致します。当社では上記の点をご理解いただいた上でのご注文という形で対応させていただきます。